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低炭素型環境試験室 販売開始のお知らせ

2008年07月07日

ニュース・リリース

ONR-2008.07.07

低炭素型環境試験室販売開始のお知らせ

 

株式会社奥野技術研究所(東京都北区、代表取締役・坂本扶充雄)は、同社の環境試験室シリーズのうち

露点飽和方式(※1)採用の恒温恒湿室(OGW)を、同社直膨式(※2)比較でCo2削減効果44.6%(※3)を達成するアイテムとして改良を加えました。

さらに、従来当社は、フル・オーダーでユーザー様のご要望にお応えして参りましたが、これを機会に、需要の多い温湿度範囲と面積の室を規格化し、OGW-LCシリーズとして販売を開始しました。

 


商品の概要

 

 

 シリーズ名形式名
温度湿度範囲
(広さ㎡)
 環境試験室 OGE、OGD、OGW -20~80±1℃、5~95±2% (汎用型)
 恒温恒湿室 OGW-LC4S 20~40±1℃、50~80±2% (   4)
 恒温恒湿室 OGW-LC16S 20~40±1℃、50~80±2% (  16)
 恒温恒湿室 OGW-LC35S 20~40±1℃、50~80±2% (  35)

 


改良の狙い

 

 2008年は京都議定書で定められた温室効果ガスの削減目標達成に向けた約束期間の初年度にあたるとともに、7月には洞爺湖サミットが開催され、地球的規模での環境保護活動に拍車がかかりました。

又、東京都議会でも6月、全国で初となる排出量削減の義務化のために、環境確保条例改正が可決成立しました。更に、各企業でも製造・流通・消費の各過程での環境保護策が研究・発表され、この情熱は国民全体を動かしつつあります。当社は東京大学農学部様とのパルプに関する共同研究からスタートし、一貫して環境試験室・クリーンルームの開発に専念し、創業40周年という記念すべきこの年を“低炭素宣言”で迎えました。

ここに、宣言に相応しい商品の発表をお知らせ致しますとともに、今後とも技術開発に邁進し、ユーザー様の業務ならびに環境保護運動をサポートできるノウハウを提案してまいります。

 



露点飽和方式恒温恒湿室の特徴と改良点

 

1.特徴は、“水の力を活かす”こと

(※2)通常、温湿度管理は初めに冷凍機で空気を冷やして強制的に低温・低湿の空気を作り、それをヒーターで加熱し、更に加湿器を使って所定の水分を与える方式を取りますが、これを一般に直膨式と呼びます(当社対象アイテム、OGE , OGDシリーズ )。

他方(※1)露点飽和方式恒温恒湿室は水の持つ露点温度の原理を充分に活用したもので、直膨式に比較して加湿器が不要・冷凍機の稼働率が低くて済むなどの理由で、大きなランニングコストのカットダウンにつなげます(当社対象アイテム、OGWシリーズ)。

 

2.改良目的は、Co2のカットダウン

  • OGWシリーズは、散水効果と熱交換率に改善を加え、消費電力量とCo2排出量を最大44.6%(同社直 膨式比較)まで減少させることが可能です。
  • 又、OGW-LCシリーズの投入は、当社のコストダウンをユーザー様に直接還元させることが目的です。


以上、詳細は当社ホームページhttp://www.okunogiken.co.jpでお確かめください。

 

 

 

 

 

 

 

 
 

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